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2008/11/19

11/19「ムーンレディの記憶」

昨日今日で読んだのがムーンレディの記憶』(E.L.カニグズバーグ著 岩波書店)です。
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カニグズバーグってなんだか見覚えのある名前・・・そっかー「クローディアの秘密」「魔女ジェニファーとわたし」の作者なんだ。
小学生の時読みました。 クローディアの方では私書箱と、ミケランジェロにすごく憧れたの。 そしてジェニファーの方では鍵を使って友達と儀式をした思い出が。 格好いい鍵が見つからず、洋服ダンスの鍵を使ったような、それとも拾った鍵だったか・・・
懐かしいなぁ。
今回のこの本、まさかナチスがやったことに絡んでくるとは思わなかった。
ちょっと変わった転校生のアメディオ、凄いことをやってのけた(中国の屏風を美術館に持っていって高値で買い取ってもらい母親の仕事を波に乗せたの)ウィリアムと友達になるの。そして隣の古い豪邸に住むゼンダー夫人の家の中の品物を処分する手伝いをするの。ゼンダーさんは昔ヨーロッパでオペラ歌手していたの。使用人を使う身分だったので落ちぶれた今でも変わってるの。周りの人はバカにしているけど、アメディオは好き。
そして交互に語られるのがアメディオの名付け親のピーター。彼は美術館の館長をしていて今度ナチスが退廃的といって処分した絵画を集めて展覧会を開くの。
彼のお母さんがお父さんの金庫を持って帰って見なさい、って言うのにバカなピーターは結局見ずにさー その金庫の中にはお父さんの秘密の手記があったの。お父さんはオランダからアメリカに移民してきたのだけど、そのきっかけはお兄さんがナチスに捕まってしまったこと。 ゲイだったから。ナチスのユダヤ狩りは知っていたけど、ゲイやエホバの証人やジプシーも狩られていたとは知らなかった。
ゼンダー夫人の夫は元ナチスで、その上司が音響監督をナチスってかくしてやってて・・・ゼンダー夫人に結婚のプレゼントとして渡したモディリアーニのムーンレディというヌードの絵はピーターのお父さんのお兄さんの店から奪っていったものだったのね。
みごとにふたつの物語はひとつに繋がったね。
うーん、でもゼンダー夫人も哀しい人だし、ピーターのお父さんはとても辛かったろうし、ピーター夫人も哀しかったんだろう。ナチスの美術品の件に関してはギャラリー・フェイクで得た知識しかないけど、とにかく狂っていたんだよね、あの時代は。もう二度と繰り返して欲しくないね。
なかなか重い話でした。
bk1の内容説明では「転校生のアメディオは、ウィリアムといっしょに、風変わりなゼンダー夫人の大邸宅で家財処分の仕事を手伝ううちに、モディリアーニのヌード画を発見する。ところがその絵には過去から現在にわたる驚くべき真実が隠されていた。 」となっていました。

さ、寒かった~
なんでこんなに寒いのか? まぁ冬だからだろうけどさ。答えはわかっているけど、問いたくなるよ ほんと。

じゃあね


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