4/13「猫と針」
昨日から今日にかけて『猫と針』(恩田陸著 新潮社)を読んだ。
読んでいる最中もずーっと「これって本当にお芝居の台本、戯曲なんだろうか?それとも戯曲っぽく見せた小説なんだろうか?」って思っていた。戯曲部分が終わり、日記の部分に入ってもまだ疑っていた。福岡公演の千秋楽に熊本から梶尾真治さんがきてくれたって部分を読んで初めて「あぁやっぱ実際に行われたキャラメルボックスの公演の戯曲だったんだな」と感じた。変だよね(笑)
5人の男女が喪服姿で出てきて、おしゃべりする話。たまたま同級生のハギワラって人が殺されてそのお葬式と、タカハシっていう同級生の女の人に頼まれて喪服姿で映画化に出て欲しいと言われて集まる日が重なったってことでなんかミステリ度が増している・・・って状態。ハギワラは殺されたの?犯人は誰?タカハシの高校生の夏休みに撮った映画を盗んだのは誰?何の目的? 見たいな感じで、またそれぞれの個人的な日常、内面の悩みなんかが徐々に染み出してくる話になってました。
bk1の内容説明では「友人の葬式の帰り、久々に学生時代の仲間が集まった。一見なごやかな宴だが、それぞれが少しずつ席を外す間、残った人間は不在の人物について語り合う…。閉鎖空間で展開する、心理サスペンス会話劇。長文エッセイも収録。」となっていました。
彩雲国物語2が昨晩始まったので録画したのですが、なんと1の方の最終回だけ見逃してしまいました。年度末で番組に特番とかが多くて何かタイミングがずれて録画からもれたみたい。 あーあ。でも不思議と「ちくしょーー」って気にはならないのでした。 さてこれから2の第1話を見ましょうぞ。
じゃあね
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